- おうじ
- I
おうじ【往事】過ぎ去った昔のこと。II
「~を追懐し以て無聊を消(シヨウ)す/花柳春話(純一郎)」
おうじ【往時】昔。 以前。III「城跡に~をしのぶ」
おうじ【押字】署名の字を, くずしたり略したりして変形して印としたもの。 かきはん。 花押(カオウ)。IVおうじ【王事】帝王や王室に関する事柄。~盬(モロ)きことなし〔詩経(唐風, 小雅)〕王事は堅実で確実である。 また, 王事は堅牢(ケンロウ)でなければならない。~を以(モツ)て家事(カジ)を辞(ジ)す〔公羊伝(哀公三年)〕臣たる者は王室の事のためには自分一家の事をすてて尽くす。Vおうじ【王地】「王土(オウド)」に同じ。VIおうじ【王子】(1)帝王の男の子。⇔ 王女→ 皇子(2)もと皇族の男子のうち親王でない人をいう。 王。⇔ 王女(3)歌舞伎の鬘(カツラ)の一。 「妹背山(イモセヤマ)」の入鹿(イルカ), 「車引(クルマビキ)」の時平など, 公家の悪人・謀反人の役で使う。VIIおうじ【王子】(1)東京都北区中央部の地名。 日本の製紙工業誕生の地。 王子神社・飛鳥山(アスカヤマ)がある。(2)京都から熊野への街道沿いにある熊野神社の数々の末社。VIII「藤代の~を始め奉つて~, ~を伏し拝み/平家 10」
おうじ【王寺】奈良県北西部, 北葛城(キタカツラギ)郡の町。 奈良盆地の中西部に位置し, 交通の要地。IXおうじ【皇子】天皇の男の子。 みこ。⇔ 皇女
Japanese explanatory dictionaries. 2013.